FCOM's Blog

2017.09.22

ITマスター派遣について

「ITマスター派遣」をご存じですか?

「プログラミング教育が必修化されるけど、どんな授業をすれば良いのか不安」

「若手社員にITのスキルを身に付けてもらいたい」

こんな悩みを持っている中小企業や教育機関の皆様に是非活用して頂きたいのが「ITマスター」です。

厚生労働省の認定を受けたIT技術者の講習・指導が学校や職場で受けられる上に、派遣費用や教材費は都道府県の地域技能振興コーナーが負担する非常に実用的な制度です。

若年技能者人材育成支援等事業


近年の少子高齢化と労働人口の減少を背景に、日本社会の経済発展のためには労働生産性の向上が不可欠と言われています。

厚生労働省では、生産性向上のために労働者それぞれが高い技能・スキルを身に付ける事が重要と考え、若い世代が積極的に技術習得を目指せる環境の整備を始めました。この取り組みが「若年技能者人材育成支援等事業」です。


ITマスター制度は、この「若年技能者人材育成支援等事業」の一環として平成28年度から始まりました。優れたIT技能を持つ技術者を学校等へ派遣し、ロボットソフト組み込みやウェブデザイン等の分野について講習・実技指導を実施します。

ITマスター派遣の仕組み


ITマスター派遣の仕組み(厚生労働省「ITマスターのご案内」より)

ITマスター

ITマスターの派遣に関して都道府県の地域技能振興コーナーが無料でコーディネートしてくれる点も、この制度の魅力のひとつです。

ニーズに合わせたカリキュラム作成等の支援が受けられますので、気軽に利用しやすい制度と言えるでしょう。

小中学校・高等学校の生徒を始め、職業訓練校の訓練生や中小企業の若手社員もITマスター派遣を活用できますので、興味を持たれましたらまずは地域の技能振興センターまでご相談されてはいかがでしょうか。