FCOM's Blog
2026.04.01
世界初、AIで糖尿病の「未来」を予測するプラットフォームを開発
福島県立医科大学糖尿病内分泌代謝内科学講座の島袋充生主任教授、糖尿病内分泌代謝内科・総合内科・臨床感染症学講座の田辺隼人准教授と当社は共同で、人工知能を用いた2型糖尿病のサブタイプ分類(5つの分類)を行うアプリケーションのプラットフォーム構築を開始し、「福島医大 糖尿病未来予測ナビ」を開発しました。本研究は、従来の「画一的な糖尿病治療」から、一人ひとりの特性に合わせた「個別化医療」への転換を可能にする画期的な成果です。
2026年3月24日(火)に福島県立医科大学福島駅前キャンパスにおいて、記者会見およびプラットフォーム実演を行い、わずか数秒で将来の腎不全(透析導入)リスクが判定される様子を公開しました。

記者会見のプレゼンテーション

福島県立医科大学 株式会社エフコム
島袋充生主任教授(左) 酒井会長(右)
糖尿病は進行すると腎不全を引き起こし、透析治療が必要となる可能性がある疾患です。一方で、患者ごとに病態や進行スピードには大きな差があり、従来の画一的な治療では十分に対応できないという課題がありました。
本研究では、AIを活用して糖尿病患者を 5つのサブタイプ に分類し、診断時の健診データや診察情報から、将来の腎不全(透析導入)リスクを個人単位で推計することに成功しました。これにより、医師は早期の段階からリスクに応じた治療・生活指導を行うことが可能となり、患者一人ひとりに最適化された 「個別化医療」 の実現が期待されます。
「福島医大 糖尿病未来予測ナビ」の特長
- AIが糖尿病患者を5つのサブタイプに分類
- 健診・診察データを入力するだけで、将来の透析導入リスクを推計
- わずか数秒で結果を可視化
- 医師の診療支援および患者の理解促進に貢献
医療現場での実用性を重視した設計により、研究成果を社会実装へとつなげるプラットフォームとなっています。
産学官連携による社会実装
本研究は、以下の機関による産学官連携のもとで推進されました。
- 公立大学法人 福島県立医科大学
(糖尿病内分泌代謝内科学講座)
- 国立大学法人 千葉大学
(大学院医学研究院 人工知能(AI)医学)
- 国立健康危機管理研究機構(JIHS)
- 日本糖尿病学会
- 株式会社エフコム
エフコムは、AI技術およびシステム開発の知見を活かし、研究成果を医療現場で「使われる仕組み」へと発展させる役割を担いました。
エフコムの取り組み
株式会社エフコムは、「ITで社会課題を解決する」ことを使命とし、医療・ヘルスケア分野におけるAI活用、データ利活用、DX推進に取り組んでいます。大学・研究機関・医療現場と連携しながら、先端技術を通じて人々の健康と社会の持続的発展に貢献してまいります。
関連する記事
https://www.f-com.co.jp/blog/2025/06/88940/

