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2022.01.31
[IT導入補助金2021]第5次(最終)締切分の交付決定事業者一覧が公開されました!|エフコムのIT-Tips!

IT導入補助金2021の5次締切分交付決定事業者一覧が公開されました。
そこで本記事では、交付決定事業者数などを概観したいと思います。
5次締切(2021年12月22日締切)では、合計5,210事業者が交付決定を受けました。
交付決定事業者数(第5次) | % | |
---|---|---|
A類型 | 1,042 | 20.0% |
B類型 | 13 | 0.3% |
C類型 | 3,595 | 69.0% |
D類型 | 560 | 10.7% |
合計 | 5,210 | - |
2021年度の交付決定事業者数の合計は、以下のとおりです。
昨年度と同様に、C類型の交付決定が最多という結果になりました。C類型は、業務プロセスの非対面化を要件とする申請カテゴリです。
交付決定事業者数(2021年度合計) | % | |
---|---|---|
A類型 | 7,527 | 24.4% |
B類型 | 175 | 0.6% |
C類型 | 19,747 | 64.1% |
D類型 | 3,376 | 11.0% |
合計 | 30,825 | - |
なお、各募集次の結果は、下表のとおりでした。
2021年 | 第1次 | 第2次 | 第3次 | 第4次 | 第5次 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
A類型 | 1,317 | 2,507 | 1,648 | 1,013 | 1,042 | 7,527 |
B類型 | 48 | 53 | 36 | 25 | 13 | 175 |
C類型 | 1,908 | 5,869 | 4,656 | 3,719 | 3,595 | 19,747 |
D類型 | 444 | 1,036 | 782 | 554 | 560 | 3,376 |
合計 | 3,717 | 9,465 | 7,122 | 5,311 | 5,210 | 30,825 |

交付決定事業者数が一番多いのは東京都、次いで大阪。これは、第1次~第4次と同じ結果です。
東京、大阪の内訳を見てみますと、東京はA類型が最も多く、大阪はC類型が最も多い結果となりました。
- 東京都
交付決定事業者数(第5次) | % | |
---|---|---|
A類型 | 624 | 84.3% |
B類型 |
0 |
0% |
C類型 | 116 | 15.7% |
D類型 | 0 |
0% |
合計 | 740 | - |
- 大阪府
交付決定事業者数(第5次) |
% |
|
---|---|---|
A類型 | 95 | 19.3% |
B類型 | 0 | 0% |
C類型 | 396 | 80.7% |
D類型 | 0 | 0% |
合計 | 491 | - |
なお、当社のある福島県の結果は、以下のとおりでした。
- 福島県
交付決定事業者数(第5次) |
% | |
---|---|---|
A類型 | 55 | 85.9% |
B類型 | 0 | 0% |
C類型 | 9 | 14.1% |
D類型 | 0 | 0% |
合計 | 64 | - |
以上、IT導入補助金2021の5次締切分交付決定事業者の概観でした。
昨年度(2020年度)は、最終的に交付決定事業者数のうちA類型が16%、B類型が1%、C類型(今年度のC・D類型)が83%という結果になりました。
2021年度も、A類型が24.4%、B類型が0.6%、C類型が64.1%、D類型が11.0%と、昨年度と同様にC類型が一番多い結果となりました。
2022年度もIT導入補助金の実施が予定されています。
その詳細は調整中とのことですが、一部報道によると、2023年10月に始まる消費税の「適格請求書等保存方式(インボイス制度)」を滞りなくスタートさせる目的で、会計・受発注システム導入支援を強化するようです。キャッシュレジスターやパソコン、タブレットといったハードへの補助も検討中のようです。
IT化、デジタル化を進めたいけれど、予算が心許ない中小企業にとっては、有用な本補助金制度。
効果的な活用のためにも、今から準備を進めてはいかがでしょうか?
今からできる準備事項については、下記の記事を参照ください。