FCOM's Blog

2018.01.29

IT導入補助金(平成29年度補正予算)について

 ここにエントリー本文を書き平成28年度補正予算で実施された「サービス等生産性向上IT導入支援事業」(IT導入補助金)。

エフコムグループもIT導入支援事業者として福島県内のお客様を中心に補助金申請をお手伝いさせて頂き、100%の採択実績を残すことができました。

これもひとえに日頃よりお世話になっておりますお客様のおかげと感謝申し上げます。

IT導入補助金事業は今年も継続する見通しです

さて、昨年11月までで事業完了報告を終えてひと段落の感があったIT導入補助金事業ですが、12月に入って発表されました経済産業省の平成29年度補正予算案に、再び「サービス等生産性向上IT導入支援事業」が盛り込まれている事が明らかになりました。

また12月22日には同補正予算案が閣議決定となり、今年もIT導入補助金の継続が確実視されてきている状況です。

予算規模は前回の5倍!

前述の経産省・平成29年度補正予算案を見直しますと、まず目を引くのが「500億円」とされている予算額の大きさです。

平成28年度補正予算のIT導入補助金は予算総額100億円でしたので、前回の5倍もの予算確保が見込まれます。

また、1社あたりの補助金限度額は前回の1/2(50万円)に減額。

これらを掛け合せますと、単純計算で10倍の数の企業に補助金を交付するという事になります。※予算には事業の運営費も含まれますので、あくまでも単純計算です。

本事業の目的として「GDP及び地域経済の就業者の約7割を占めるサービス産業等の生産性の底上げが非常に重要」と掲げられている通り、中小企業の全体的な底上げを狙う経産省の本気が伺えますね。

信頼できるIT導入支援事業者を選ぶことが重要です

補助金事業の予算規模拡大に目を奪われがちですが、もう1点注目して頂きたい点があります。

事業目的・概要の「セキュリティにも配慮したITツール及びその提供事業者の成果を公開し、IT事業者間の競争を促す」と記載されている部分です。

約10倍に拡大した事業規模に対応するため、 相当数のIT導入支援事業者を新規採択するのではないかと予想されます。

多数のIT導入支援事業者が事業に参加する中で、その仕事ぶりをきちんと評価して公開するという事ですね。

エフコムでも、「補助金の交付申請を希望されるお客様の数が増えて忙しくなっても一切手抜きをする訳にはいかない!」という事で、緊張感を持って動向を見守っております。

今回の大規模な予算拡大に応じて新規に参入してくるIT導入支援事業者の中には、いわゆる「補助金ビジネス」に便乗した質の低い業者も一定数見られるのではないでしょうか。

自社の「実現したい事」と事業者の実績とを良く見比べて、信頼できるIT導入支援事業者にご相談されるようお勧めしたいと思います。

採択の可能性を高めるために、今からできる対策は

前年の公募では、下記2つの認定が加点要素になりました。

今年も引き続き加点要素になると予想されますので、公募開始に備えて準備を進めておきましょう。

1.経営力向上計画認定

経営力向上のための取組計画を事業所管大臣に申請することによって、固定資産税の軽減措置や各種金融支援が受ける事ができる認定です。取組計画の作成にあたっては、認定経営革新等支援機関のサポートを受けることができます。
中小企業庁:経営サポート「経営強化法による支援」
経営力向上計画 策定の手引き(リンク切れ)

2.おもてなし規格認証

サービス品質を「見える化」するために経済産業省が創設した認証制度です。第一段階の「紅認証」は、審査無し・申請のみ・登録無料で取得する事ができます。
おもてなし規格認証 公式サイト
(エフコムブログ関連記事)おもてなし規格認証2017

IT導入補助金の活用ならエフコムにご相談ください

IT導入補助金の交付申請には、生産性向上計画の作成や申請書類の提出などに一定の時間を要します。

また、導入したITツールを最大限活用して成果を出すためには、この時点で綿密な生産性向上計画を策定しておくことが重要です。

エフコムでは、生産性向上計画の作成から最適なITツールのご提案・導入後の活用フォローまで、皆様の補助金活用を全面的にバックアップする体制を整えております。

IT導入補助金の活用を検討中の皆様、エフコムまでお気軽にお問い合わせください。