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2021.02.10

2021(令和3)年度も「IT導入補助金」が実施される見込みです!

2021_IT導入補助金

2020年1月28日の令和2年度第3次補正予算が成立し、中小企業のITツール導入による業務効率化等を支援する「サービス等生産性向上IT導入支援事業(以下、IT導入補助金」が2021(令和3)年度も実施される見込みです。

IT導入補助金2021_バナー_青

最早、業務の効率化に欠かせない存在となったITツール。導入をご検討中の方もいらっしゃるかと思います。

そこで、この記事では、現在以下の目的でITツールの導入をご検討中の皆さまに向けに、2021年度IT導入補助金をご紹介いたします!

  • バックオフィス業務の効率化
    (例)経理業務や労務管理などの効率化
  • 付加価値の向上
    (例)飲食店等における顧客対応や決済、会計管理業務の非接触化テレワークの導入


弊社は、IT導入補助金制度開始当初から毎年IT導入支援事業支援者として登録、活動して参りました。

当記事をご一読いただき、IT導入補助金にご興味を持たれましたら、お気軽に問合わせください!


2021年度IT導入補助金の概要


IT導入補助金は、経済産業省 中小企業庁の「中小企業生産性革命推進事業」の一部です。

生産性革命、仰々しい事業名ですが、要は「(新型コロナウイルス)感染対策と経済活動の両立に資する設備導入や販路開拓への投資、テレワーク等に対応したITツールの導入等を大なう事業者を支援」する事業です。

当該事業は、「IT導入補助金」、「ものづくり補助金」、「持続化補助金」の3事業から構成され、3事業合計で2,300億円の予算が計上されております。残念ながら予算内訳は示されておりません。

IT導入補助金の対象は、「中小企業・小規模事業者 等」です。対象者の詳細は、今後公開される『交付規定』などに記載されますので、ご確認くださいね!


気になる補助額は?


2021年度IT導入補助金は、目的別に「通常枠」と「低感染リスク型ビジネス枠」の2枠が用意され、下表のとおり補助上限額や補助率が異なります

種別 補助額 補助率
通常枠 30~450万円 2分の1
低感染リスク型ビジネス枠:テレワーク対応類型 30~150万円
3分の2
低感染リスク型ビジネス枠:その他
30~450万円


2枠の相違点の詳細はまだ公表されておりませんが、通常枠は上述した「バックオフィス業務の効率化」が対象、低感染リスク型ビジネス枠は「付加価値の向上(非接触化とテレワーク)」が対象となるようです。

補助額上限が適用されるのか、補助率が適用されるのかについては、補助対象経費(※)の額によります
(※昨年度と同様のルールであれば、ITツールの導入にかかる費用であっても補助対象とならない費目もあります。IT導入補助金の補助額は、補助対象経費を基に算出されます。

補助額の計算例は以下のとおりです。

通常枠の場合】

  1. ITツールの導入にかかわる補助対象経費900万円以上の場合
    補助対象経費-補助額450万円=自己負担額
    (例)補助対象経費900万円ー補助額450万円=自己負担額450万円

  2. ITツールの導入にかかわる補助対象経費900万円未満の場合
    補助対象経費-(補助対象経費×2分の1)=自己負担額
    (例)補助対象経費800万円-(800万円×2分の1)=800万円-400万円=自己負担額400万円

低感染リスク型ビジネス枠:テレワーク対応類型の場合】

  1. ITツールの導入にかかわる補助対象経費225万円以上の場合
    補助対象経費-補助額150万円=自己負担額
    (例)補助対象経費225万円ー補助額150万円=自己負担額75万円

  2. ITツールの導入にかかわる補助対象経費225万円未満の場合
    補助対象経費-(補助対象経費×3分の2)=自己負担額
    (例)補助対象経費210万円-(210万円×3分の2)=210万円-140万円=自己負担額70万円

低感染リスク型ビジネス枠:その他の場合】

  1. ITツールの導入にかかわる補助対象経費675万円以上の場合
    補助対象経費-補助額450万円=自己負担額
    (例)補助対象経費675万円ー補助額450万円=自己負担額225万円

  2. ITツールの導入にかかわる補助対象経費675万円未満の場合
    補助対象経費-(補助対象経費×3分の2)=自己負担額
    (例)補助対象経費660万円-(660万円×3分の2)=660万円-440万円=自己負担額220万円


このようにITツールの導入にかかる費用負担を軽くしてくれるIT導入補助金。補助対象となるITツールの導入をご計画中であれば、ぜひご活用いただきたい制度です。


応募はいつからはじまるの?


2021年2月10日現在、公募スケジュールは発表されておりませんが、昨年度の実績を踏まえると3月上旬頃から募集が開始される可能性があります。

スケジュールは、詳細が決まりしだい下記のホームページで公表されます。要チェックです!

採択率はどのぐらい?


残念ながら、IT導入補助金の採択率は公表されておりませんが、だいたい2倍程度と言われています。(2社に1社が採択される)

2020年度は、全10回の募集で個人事業主を含む2万事業者超が採択されておりますが、回を重ねるごとに採択者数が増えている=応募事業者数が増える傾向から、ライバルの少ない早い回で応募することが採択率向上の鍵、と言われています。

IT導入補助金の活用は、ICTベストパートナー「エフコム」にご相談ください!


IT導入補助金の交付申請には、申請書の作成から提出までに一定の時間を要します。

また、導入したITツールを最大限活用して成果を出すためには、申請時点で綿密な計画を策定しておくことが重要です。

エフコムでは、計画策定から最適なITツールのご提案・導入後の活用フォローまで、皆様の補助金活用を全面的にバックアップする体制を整えております。

IT導入補助金の活用をご検討中の皆さま、エフコムまでお気軽にお問い合わせください!