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2022.06.10

IT導入補助金2022に「セキュリティ対策推進枠」が追加されました|エフコムのIT-Tips!

注目

国際情勢の緊張などによりサイバー攻撃事案の潜在リスクが高まっていることを踏まえ、IT導入補助金2022に、新たに「セキュリティ対策推進枠」が追加されました

目的は、サイバーセキュリティ対策の強化支援


セキュリティ対策推進枠は、中小企業・小規模事業者等におけるサイバーセキュリティ対策の強化をはかることを目的に新設されました。

サイバーセキュリティとは、Emotetマルウェアやフィッシング、DOS攻撃などのさまざまなサイバー攻撃からシステムやデータなどを保護するための手段のことを言います。

セキュリティ対策推進枠は、そうした手段=サイバーセキュリティ対策のうち、独立行政法人情報処理推進機構(以下、IPA)が公表するサイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されているサービス(かつ、ITツール登録されているもの)が補助対象となっています。

補助対象はサービス利用料最大2年分までで、補助額は5万円~100万円、補助率は2分の1以内となっています。

限られた人材・予算でも可能なサイバーセキュリティ対策


サイバーセキュリティお助け隊サービスとは、中小企業のサイバーセキュリティ対策に不可欠な各種サービスをワンパッケージで安価に提供するサービスのことです。

具体的には、異常の監視(見守り)・駆付け(直接 or リモート支援)・保険、この3つをワンパッケージで安価に提供するサービスです。

現在、IPAが公表しているサイバーセキュリティお助け隊サービスのリストは、こちらのWebページにて確認することができます。

なお、IT導入補助金を活用してサイバーセキュリティお助け隊サービスの導入を行う場合は、導入したいサービスがITツール登録されている必要があります。

IT導入補助金の補助対象となるITツールは、こちらで検索することができます。

まとめ


最近も、医療機関や製造業へのランサムウェア攻撃の被害が報じられるなど、いつ誰が被害を受けてもおかしくない状況が続いています。

こちらの記事でEmotetなどの悪意あるソフトウェア(マルウェア)から身を守るためには、ウイルス対策ソフトなどのツールを導入するとともに、個々人のセキュリティ・リテラシーを高めることが大切とお伝えしました。

ツール面に関しては、IT導入補助金2022のセキュリティ対策推進枠を活用して、対策強化を検討してみてはいかがでしょうか?